テストのうっかりミスをなくすには?見直しのコツと問題文の読み方
テストのあとに「えっ、この問題、ほんとはできてたのに!」って思ったこと、ありませんか?
そんなときは、**うっかりミス(ケアレスミス)**が原因かもしれません。
今回は、テストでのうっかりミスを減らすために、
**「見直しのやり方」と「問題文の正しい読み方」**について、くわしく紹介します。
明日からの勉強やテストにすぐ使える方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
「問題文をしっかり読む」だけでミスが減る!
うっかりミスの中で、いちばん多いのが「問題文の読み間違い」。
たとえば、「正しいものを選びなさい」って書いてあるのに、「まちがっているもの」を選んじゃったり…。
これは、問題を最後まできちんと読んでいなかったせいで起こるミスです。
紛らわしい言葉に注意!
テストにはこんな表現がよく出てきます:
- 「〜ではないものを選べ」
- 「まちがっているものをすべて選びなさい」
- 「あてはまらないものを選びなさい」
こういう**「〜ではない」「まちがっている」**という表現は、とてもまぎらわしいです。
テスト中にあわてて読むと、うっかり反対のことをしてしまいがち。
だからこそ、ゆっくりていねいに読むことが大事なんです。
問題をしっかり読むためのコツ
ここでは、テスト中でも使える「読み間違いを減らす3つの方法」を紹介します。
1. 頭の中で読んでから、もう一度確認する
問題文を読んだら、**「この問題、なにを聞いてるのかな?」**って、頭の中で自分に問いかけてみましょう。
そしてもう一回、その部分を読み直すだけで、ミスが減ります。
2. たいせつな言葉にマークをつける
「正しい」「まちがっている」「選びなさい」などの言葉に、線を引いたり、○をつけたりするといいですよ。
視覚的に目立たせることで、うっかり読みとばすのを防げます。
3. 先に設問の条件を確認する
選択肢を読む前に、まずは「どういう条件で選ぶのか」をしっかり頭に入れましょう。
問題のルールをしっかりつかんでから選べば、あわてずに判断できます。
見直しの時間をつくるだけで点数アップ!
テスト中は「全部の問題を解くこと」で頭がいっぱいになりがちですが、
見直しの時間をとるだけで、ミスがぐっと減ります。
時間をうまく使おう
テストの最初に、全体をさっと見て「この問題は何分くらいで解こうかな」と目安を決めるのがおすすめです。
たとえば、50分のテストなら最後の5〜10分は見直しに使うイメージで進めましょう。
見直しのコツをおさえよう(特に数学!)
とくに数学では、ちょっとした計算ミスや符号の見落としが多いですよね。
そんなミスをなくすための見直しのやり方を紹介します。
1. 計算の途中をもう一回チェック
式の途中で符号(+や−)のミスがないかを確認します。
小数点や桁のまちがいにも気をつけて。
指でなぞりながら読むと、ミスに気づきやすくなります。
2. 検算してみる
「ほんとにこれで合ってる?」と思ったら、もう一回解いてみるのもアリです。
また、逆に計算する(たとえば答えから元の数字に戻す)方法も使ってみましょう。
3. 書き直すときは広めに
計算を見直すとき、ぎっしり書いてあると見づらいですよね。
少しスペースをあけて書き直すと、目で追いやすくなります。
ふだんの勉強でも「見直し習慣」をつけよう!
テストのときだけじゃなく、日ごろの問題練習でも見直しをする習慣が大切です。
1. 答え合わせの前に「もう一回見る」時間を
問題を解いたら、答えを見る前に自分で見直ししてから答え合わせしましょう。
この習慣をつけておくと、テスト本番でも自然と見直しができるようになります。
2. 間違えた問題をメモしておこう
自分がどんなミスをしたのかをノートや付せんにメモしておくと、次から気をつけやすくなります。
「この問題では符号をまちがえた」「条件を読みとばした」など、原因がわかると対策も立てやすいですよ。
よくある悩みとアドバイス
Q. テスト中、時間がなくなっちゃう!
→先にカンタンな問題から解いて、あとから難しい問題に取り組むと、見直しの時間を作りやすくなります。
Q. 見直ししてもミスに気づけない…
→自分のミスの「くせ」を知ることが大事です。いつもどこでミスをするかをまとめておくと、そこを重点的にチェックできます。
Q. 問題をちゃんと読んでるつもりなのに間違える…
→「たいせつな言葉に線を引く」「一度読んだあと、頭の中で問い直す」ことで読み方が変わります。ぜひやってみてください。
まとめ:まずは1日3分、見直しの時間を作ってみよう!
うっかりミスは、「頭が悪い」とか「注意力がない」せいじゃありません。
ちょっとした読み方や見直し方の工夫で、ちゃんと防げるミスです。
- 問題文をゆっくりていねいに読む
- 線を引いたりマークをつけたりして注意を向ける
- 最後に数分、見直しの時間をとる
- 自分のミスのパターンを覚えておく
どれかひとつでも、今日の勉強から試してみてください!
まずは1日3分の見直し時間をつくるところからスタートしてみましょう。
テストの点数が少しずつ変わってくるはずですよ!
