一夜漬けよりもすごい!覚えたことがちゃんと残る勉強法
「昨日の夜がんばって覚えたのに、今日もう忘れちゃった…」そんなこと、みなさんもありませんか?
この記事では、テストの前日にあわてて詰め込む「一夜漬け」が、なぜすぐ忘れてしまうのかをわかりやすく説明しながら、「どうすればしっかり記憶に残るのか?」というコツを紹介します。
ポイントは「少しずつの復習」と「睡眠の力」です!
なぜ一夜漬けだとすぐに忘れてしまうの?
一夜漬けでがんばって勉強しても、すぐに忘れてしまうのは「短期記憶」というしくみのせいです。
短期記憶は、ちょっとの間だけ情報を覚えておく働き。でも、すぐに忘れてしまうのが特徴なんです。テストが終わったとたんに頭から消えてしまうのは、このためです。
反対に「長期記憶」という記憶は、何度も思い出したり、時間をあけてくり返したりすることで、しっかり頭に残るようになります。
だから、一夜漬けではなく、「毎日少しずつ」が大事なんです。
覚えたことを忘れにくくする3つのコツ
どうすれば、覚えたことをちゃんと残せるのか?ポイントは次の3つです!
1. こまめに復習する
覚えたら終わりじゃなくて、あとから何回も見直すことが大切。とくにテストが終わったあとに、まちがえたところをすぐに見直すと、とても記憶に残りやすくなります。
2. テストをふり返ろう
テストが返ってきたら、合っていたところだけじゃなくて、「まちがえた問題」や「あいまいだった問題」をチェック!そこをしっかり覚えなおすことで、次のテストで同じミスを防げます。
3. 少し時間をあけてからもう一度やる
人は、覚えたことをすぐに忘れてしまう生き物。でも、時間をあけてからもう一度見直すと、記憶がしっかりしてきます。
たとえば「今日覚えたことを、明日の朝にもう一度見る」だけでも、効果バツグンです!
寝る前と朝にやると覚えやすい!
実は、寝ているあいだに脳は「その日に覚えたこと」を整理しています。だから、「寝る前」と「起きたばかり」の時間をうまく使うと、もっと記憶に残りやすくなります!
寝る前は、復習タイムに!
寝る30分前くらいに、今日覚えたことをちょっとだけ見直すのがおすすめ。暗記カードや単語帳などを使って、軽くおさらいしましょう。
この時間は集中力も下がってくるので、新しいことをやるよりも、思い出すことを中心にすると効果的です。
朝は、頭がスッキリ!
朝の10分を、前の日の復習に使うと、記憶がもっと強くなります。頭がスッキリしている朝は、新しいことも覚えやすいので、英単語や漢字などの暗記にぴったり!
スマホはちょっとだけガマン!
せっかく寝る前に復習しても、スマホをずっと見ていると、頭が休めなくなってしまいます。
スマホの光(ブルーライト)は、脳を「まだ起きている」と思わせてしまい、眠りが浅くなることも。
だから、寝る30分前にはスマホを手放して、ノートや本で静かに過ごすのが◎!
まとめ:ちょっとずつの復習と、ぐっすり寝ることがカギ!
まとめると、記憶をしっかり残すためには…
- 一夜漬けよりも、毎日少しずつ覚える
- 覚えたら、時間をあけてもう一度復習する
- 寝る前と朝をうまく使って、暗記を助ける
- 寝る前のスマホはひかえる
まずは、今日から「寝る前に5分だけ復習する」「朝に10分だけ見直す」など、できそうなことを1つやってみましょう!
小さな積み重ねが、テストや受験での大きな力になりますよ!
