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正の数・負の数の乗法

正の数・負の数の乗法の解法

Point:2つの数の乗法

\({\small (1)}~\)符号が同じ2つの数の乗法
 絶対値の積に正の符号+(プラス)をつける


  \(\begin{split}&(+2){\, \small \times \,}(+5)=+(2{\, \small \times \,}5)=10
\\[2pt]&(-3){\, \small \times \,}(-4)=+(3{\, \small \times \,}4)=12
\end{split}\)


\({\small (2)}~\)符号が異なる2つの数の乗法
 絶対値の積に負の符号−(マイナス)をつける


  \(\begin{split}&(+2){\, \small \times \,}(-5)=-(2{\, \small \times \,}5)=-10
\\[2pt]&(-3){\, \small \times \,}(+4)=-(3{\, \small \times \,}4)=-12
\end{split}\)


\({\small (3)}~\)\(0\) との積
 \(0\) との積は必ず \(0\) となる


  \(\begin{split}(-2){\, \small \times \,}0=0~,~0{\, \small \times \,}(-2)=0\end{split}\)


\({\small (4)}~\)\(+1\) や \(-1\) との積
 \(+1\) との積は、もとの数と同じになる


  \(\begin{split}(-2){\, \small \times \,}(+1)=-2\end{split}\)


 \(-1\) との積は、もとの数に符号をかえたもの
  \(\begin{split}(-2){\, \small \times \,}(-1)=2\end{split}\)


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

 

問題解説:正の数・負の数の乗法

問題解説(1)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (1)}~~(+2){\, \small \times \,}(+7)\)

同じ符号の積となるので、
正の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&(+2){\, \small \times \,}(+7)\\[2pt]~~=~&+(2{\, \small \times \,}7)\\[2pt]~~=~&+14\end{split}\)


したがって、答えは \(14\) となる

 

問題解説(2)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (2)}~~(-3){\, \small \times \,}(-4)\)

同じ符号の積となるので、
正の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&(-3){\, \small \times \,}(-4)\\[2pt]~~=~&+(3{\, \small \times \,}4)\\[2pt]~~=~&+12\end{split}\)


したがって、答えは \(12\) となる

 

問題解説(3)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (3)}~~(+5){\, \small \times \,}(-2)\)

異なる符号の積となるので、
負の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&(+5){\, \small \times \,}(-2)\\[2pt]~~=~&-(5{\, \small \times \,}2)\\[2pt]~~=~&-10\end{split}\)


したがって、答えは \(-10\) となる

 

問題解説(4)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (4)}~~(-6){\, \small \times \,}(+3)\)

異なる符号の積となるので、
負の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&(-6){\, \small \times \,}(+3)\\[2pt]~~=~&-(6{\, \small \times \,}0)\\[2pt]~~=~&-18\end{split}\)


したがって、答えは \(-18\) となる

 



問題解説(5)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (5)}~~(+3){\, \small \times \,}0\)

\(0\) との積は必ず \(0\) となるので、


\(\begin{split}~~~(+3){\, \small \times \,}0=0\end{split}\)


したがって、答えは \(0\) となる

 

問題解説(6)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (6)}~~(-8){\, \small \times \,}(-1)\)

\(-1\) との積は、もとの数の符号がかわった数となるので、


\(\begin{split}~~~(-8){\, \small \times \,}(-1)=+8\end{split}\)


したがって、答えは \(8\) となる

 

問題解説(7)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (7)}~~(+2.4){\, \small \times \,}(-5)\)

異なる符号の積となるので、
負の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&(+2.4){\, \small \times \,}(-5)\\[2pt]~~=~&-(2.4{\, \small \times \,}5)\\[2pt]~~=~&-12\end{split}\)


したがって、答えは \(-12\) となる

 

問題解説(8)

問題

次の計算をせよ。


\({\small (8)}\)\(\begin{split}~~\left(-\frac{\,5\,}{\,6\,}\right){\, \small \times \,}\left(-\frac{\,9\,}{\,10\,}\right)\end{split}\)


同じ符号の積となるので、
正の符号で、絶対値の積より、


\(\begin{split}&\left(-\frac{\,5\,}{\,6\,}\right){\, \small \times \,}\left(-\frac{\,9\,}{\,10\,}\right)\\[2pt]~~=~&+\left(\frac{\,5\,}{\,6\,}{\, \small \times \,}\frac{\,9\,}{\,10\,}\right)\end{split}\)


約分すると、


\(\require{cancel} \begin{split}~~=~&+\left(\frac{\,\cancel{5}^{1}\,}{\,\cancel{6}^{2}\,}{\, \small \times \,}\frac{\,\cancel{9}^{3}\,}{\,\cancel{10}^{2}\,}\right)\\[2pt]~~=~&+\left(\frac{\,1\,}{\,2\,}{\, \small \times \,}\frac{\,3\,}{\,2\,}\right)\\[2pt]~~=~&+\frac{\,3\,}{\,4\,}\end{split}\)


したがって、答えは \(\begin{split}{ \frac{\,3\,}{\,4\,}}\end{split}\) となる

 

【問題一覧】中1|正の数と負の数
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