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平均と正の数・負の数

今回の問題は「平均と正の数・負の数」です。
 
\(~\)数研出版 これからの数学1 p.57~58
\(~\)東京書籍 新しい数学1 p.57 問1~2
\(~\)啓林館 未来へひろがる数学1 p.50~51 問1~4

問題

5人の数学のテストの点数が、
 Aさん \(86\) 点、Bさん \(75\) 点、Cさん \(74\) 点
 Dさん \(92\) 点、Eさん \(88\) 点
であるとき、次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)5人の点数が \(80\) 点より高いときは正の数、低いときは負の数を使って表せ。
\({\small (2)}~\)5人の中で最高点は最低点より何点高いか求めよ。
\({\small (3)}~\)5人の平均を求めよ。

Point:平均と正の数・負の数

仮平均を使った平均の計算方法は、


 \(22~,~29~,~33\) の平均を求めるとき、


① 基準の値(これを仮平均)を決めて、仮平均とそれぞれの値のちがいを求める


 仮平均を \(30\) として、
 これより高いときは正の数で、
 低いときは負の数でちがいを表す
と、


  \(\begin{split}22-30=-8\\[2pt]29-30=-1\\[2pt]33-30=+3\end{split}\)


② 仮平均とのちがいの平均を求める


 仮平均とのちがいが \(-8~,~-1~,~+3\) より、


  \(\begin{split}\frac{\,(-8)+(-1)+(+3)\,}{\,3\,}=\frac{\,-6\,}{\,3\,}=-2\end{split}\)


③ 仮平均と②で求めた値の和が平均となる


 仮平均が \(30\)、
 仮平均とのちがいの平均が \(-2\) より、
  \(\begin{split}30+(-2)=28\end{split}\) (平均)


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