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平均と正の数・負の数

平均と正の数・負の数の解法

Point:平均と正の数・負の数

仮平均を使った平均の計算方法は、


 \(22~,~29~,~33\) の平均を求めるとき、


① 基準の値(これを仮平均)を決めて、仮平均とそれぞれの値のちがいを求める


 仮平均を \(30\) として、
 これより高いときは正の数で、
 低いときは負の数でちがいを表す
と、


  \(\begin{split}22-30=-8\\[2pt]29-30=-1\\[2pt]33-30=+3\end{split}\)


② 仮平均とのちがいの平均を求める


 仮平均とのちがいが \(-8~,~-1~,~+3\) より、


  \(\begin{split}\frac{\,(-8)+(-1)+(+3)\,}{\,3\,}=\frac{\,-6\,}{\,3\,}=-2\end{split}\)


③ 仮平均と②で求めた値の和が平均となる


 仮平均が \(30\)、
 仮平均とのちがいの平均が \(-2\) より、
  \(\begin{split}30+(-2)=28\end{split}\) (平均)


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問題解説:平均と正の数・負の数

問題解説(1)

問題

5人の数学のテストの点数が、
 Aさん \(86\) 点、Bさん \(75\) 点、Cさん \(74\) 点
 Dさん \(92\) 点、Eさん \(88\) 点
であるとき、次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)5人の点数が \(80\) 点より高いときは正の数、低いときは負の数を使って表せ。

\(80\) 点を基準(仮平均)として、それぞれの点数を基準より高いときは正の数、低いときは負の数を使って表すと、


 Aさん \(86\) 点より、
   \(86-80=+6\)
 Bさん \(75\) 点より、
   \(75-80=-(80-75)=-5\)
 Cさん \(74\) 点より、
   \(74-80=-(80-74)=-6\)
 Dさん \(92\) 点より、
   \(92-80=+12\)
 Eさん \(88\) 点より、
   \(88-80=+8\)


したがって、答えは
 Aさん \(+6\) 点、Bさん \(-5\) 点、Cさん \(-6\) 点、
 Dさん \(+12\) 点、Eさん \(+8\) 点

となる

 

問題解説(2)

問題

5人の数学のテストの点数が、
 Aさん \(86\) 点、Bさん \(75\) 点、Cさん \(74\) 点
 Dさん \(92\) 点、Eさん \(88\) 点
であるとき、次の問いに答えよ。


\({\small (2)}~\)5人の中で最高点は最低点より何点高いか求めよ。

最高点はDさんで基準より \(+12\) 点で、
最低点はCさんで基準より \(-6\) 点である


よって、最高点と最低点とのちがいは、


\(\begin{split}&+12-(-6)\\[2pt]~~=~&12+6\\[2pt]~~=~&18\end{split}\)


したがって、答えは \(18\) 点高いとなる

 



問題解説(3)

問題

5人の数学のテストの点数が、
 Aさん \(86\) 点、Bさん \(75\) 点、Cさん \(74\) 点
 Dさん \(92\) 点、Eさん \(88\) 点
であるとき、次の問いに答えよ。


\({\small (3)}~\)5人の平均を求めよ。

(1) で求めた基準の値 \(80\) とのちがいは、


 Aさん \(+6\) 点、Bさん \(-5\) 点、Cさん \(-6\) 点、
 Dさん \(+12\) 点、Eさん \(+8\) 点


これらの平均は、


\(\begin{split}&\frac{\,(+6)+(-5)+(-6)+(+12)+(+8)\,}{\,5\,}\\[3pt]~~=~&\frac{\,6-5-6+12+8\,}{\,5\,}\\[3pt]~~=~&\frac{\,+15\,}{\,5\,}\\[3pt]~~=~&+3\end{split}\)


これを基準の値(仮平均)の \(80\) に加えると、


  \(80+(+3)=80+3=83\)


したがって、答えは 平均 \(83\) 点となる

 

【問題一覧】中1|正の数と負の数
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