今回の問題は「円周角の定理と相似」です。
\(~\)数研出版 これからの数学3 p.182~183 問3~6
\(~\)東京書籍 新しい数学3 p.181 問2~4
\(~\)啓林館 未来へひろがる数学3 p.174 問5~6
次の証明をせよ。
\({\small (1)}~\)次の図で、弦 \({\rm AB}\) と弦 \({\rm CD}\) との交点を \({\rm P}\) とするとき、
\(\triangle {\rm PAC}\,\,\unicode{x223D}\,\,\triangle {\rm PDB}\)
であることを証明せよ。
\({\small (2)}~\)次の図で、弦 \({\rm AB}\) と弦 \({\rm CD}\) を延長した直線の交点を \({\rm P}\) とするとき、
\(\triangle {\rm PAD}\,\,\unicode{x223D}\,\,\triangle {\rm PCB}\)
であることを証明せよ。
\({\small (3)}~\)次の図で、弦 \({\rm AB}\) と弦 \({\rm CD}\) との交点を \({\rm P}\) として、\(\overset{\frown}{{\rm CB}}=\overset{\frown}{{\rm BD}}\) であるとき、
\(\triangle {\rm ABC}\,\,\unicode{x223D}\,\,\triangle {\rm ADP}\)
であることを証明せよ。
■ 円周角の定理と相似
証明を書き始める前に、見通しをたてる。
・結論を導くために、示すべき相似な2つの三角形を見つける。
・仮定や仮定から導かれる根拠となることがらを考える。
・円周角の定理より、等しい角を根拠とする。
・根拠より、相似条件を考える。
\({\small (1)}~\)3組の辺の比がそれぞれ等しい
\({\small (2)}~\)2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しい
\({\small (3)}~\)2組の角がそれぞれ等しい
■ 証明のすすめ方
① 着目している三角形がどれとどれかを書く。
② 仮定から根拠となることがらを書く。
③ 仮定から導かられる根拠を書く。
④ 根拠から三角形の相似条件を書く。
⑤ 三角形が相似であることを記号 \(\,\unicode{x223D}\,\) で表す。
⑥ 相似な図形の性質より、結論を導く。
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