オンライン家庭教師生徒募集中!詳しくはこちらから!

図形と三平方の定理

図形と三平方の定理の解法

Point:長方形の対角線

長方形の対角線の求め方は、


対角線 \(x~{\rm cm}\) で分けた直角三角形を考える。

この直角三角形の三平方の定理より、対角線 \(x~{\rm cm}\) を求める。


\(\begin{eqnarray}~~~a^2+b^2&=&x^2\\[2pt]~~~x&=&\sqrt{a^2+b^2}\end{eqnarray}\)


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

Point:正三角形の面積

正三角形の面積の求め方は、


正三角形を高さ \(h~{\rm cm}\) で分けた直角三角形を考える。
このとき、正三角形の高さは垂線となり、底辺を二等分する

\(1:2:\sqrt{3}\) の直角三角形より、高さ \(h~{\rm cm}\) を求める。


\(\begin{eqnarray}~~~2:\sqrt{3}&=&a:h\\[3pt]~~~h&=&\frac{\,\sqrt{3}\,}{\,2\,}a\end{eqnarray}\)


底辺 \(a~{\rm cm}\) と高さ \(h~{\rm cm}\)より、正三角形の面積を求める。


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

Point:二等辺三角形の面積

二等辺三角形の面積の求め方は、


二等辺三角形を高さ \(h~{\rm cm}\) で分けた直角三角形を考える。
このとき、二等辺三角形の高さは垂線となり、底辺を二等分する

この直角三角形の三平方の定理より、高さ \(h~{\rm cm}\) を求める。


\(\begin{eqnarray}~~~\left(\frac{\,a\,}{\,2\,}\right)^2+h^2&=&b^2\\[3pt]~~~h&=&\sqrt{b^2-\frac{\,a^2\,}{\,4\,}}\end{eqnarray}\)


底辺 \(a~{\rm cm}\) と高さ \(h~{\rm cm}\)より、二等辺三角形の面積を求める。


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

 

問題解説:図形と三平方の定理

問題解説(1)

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)次の長方形の対角線の長さを求めよ。

対角線の長さを \(x~{\rm cm}\) とすると、

これより、斜辺 \(x~{\rm cm}\) の直角三角形となり、三平方の定理より、


\(\begin{eqnarray}~~~\left(2\sqrt{5}\right)^2+4^2&=&x^2\\[2pt]~~~20+16&=&x^2\\[2pt]~~~36&=&x^2\\[2pt]~~~x^2&=&36\end{eqnarray}\)


\(x>0\) より、


\(~~~x=\sqrt{36}=\sqrt{6^2}=6\)


したがって、答えは \(6~{\rm cm}\) となる

 

問題解説(2)

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (2)}~\)1辺の長さが \(6~{\rm cm}\) の正三角形 \(\triangle {\rm ABC}\) の面積を求めよ。

正三角形 \(\triangle {\rm ABC}\) の高さを \(h~{\rm cm}\) とすると、垂線 \({\rm AD}\) は底辺 \({\rm BC}\) を二等分する

\(\triangle {\rm ABD}\) は \(1:2:\sqrt{3}\) の直角三角形となるので、


\(\begin{eqnarray}~~~1:\sqrt{3}&=&3:h\\[2pt]~~~1\times h&=&\sqrt{3} \times3\\[2pt]~~~h&=&3\sqrt{3}\end{eqnarray}\)


よって、正三角形の面積は底辺 \(6~{\rm cm}\)、高さ \(3\sqrt{3}~{\rm cm}\) より、


\(~~~\frac{\,1\,}{\,2\,}\times6\times3\sqrt{3}=9\sqrt{3}\)


したがって、答えは \(9\sqrt{3}~{\rm cm}^2\) となる

 



問題解説(3)

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (3)}~\)次の二等辺三角形 \(\triangle {\rm ABC}\) の面積を求めよ。

二等辺三角形 \(\triangle {\rm ABC}\) の高さを \(h~{\rm cm}\) とすると、垂線 \({\rm AD}\) は底辺 \({\rm BC}\) を二等分する

\(\triangle {\rm ABD}\) は直角三角形であり、三平方の定理より、


\(\begin{eqnarray}~~~4^2+h^2&=&5^2\\[2pt]~~~16+h^2&=&25\\[2pt]~~~h^2&=&25-16\\[2pt]~~~h^2&=&9\end{eqnarray}\)


\(h>0\) より、


\(~~~h=\sqrt{9}=\sqrt{3^2}=3\)


よって、二等辺三角形の面積は底辺 \(8~{\rm cm}\)、高さ \(3~{\rm cm}\) より、


\(~~~\frac{\,1\,}{\,2\,}\times8\times3=12\)


したがって、答えは \(12~{\rm cm}^2\) となる

 

【問題一覧】中3|三平方の定理
このページは「中学数学3 三平方の定理」の問題一覧ページとなります。解説の見たい単元名がわからないと...



タイトルとURLをコピーしました