√nの作図の解法
Point:√nの作図
② コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AC}=\sqrt{2}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm E}\) とすると、\({\rm AE}=\sqrt{2}\) となる。
また、長方形 \({\rm AEFB}\) において、
④ コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AF}=\sqrt{2}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm G}\) とすると、\({\rm AG}=\sqrt{3}\) となる。
これをくり返すことで、\(\sqrt{5}~,~\sqrt{6}~,~\cdots\) とルートの数を作図できる。
1辺が \(1~{\rm cm}\) の正方形において、
① 対角線 \({\rm AC}\) は三平方の定理より、\({\rm AC}=\sqrt{2}\) となる。
② コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AC}=\sqrt{2}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm E}\) とすると、\({\rm AE}=\sqrt{2}\) となる。
また、長方形 \({\rm AEFB}\) において、
③ 対角線 \({\rm AF}\) は三平方の定理より、\({\rm AF}=\sqrt{3}\) となる。
④ コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AF}=\sqrt{2}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm G}\) とすると、\({\rm AG}=\sqrt{3}\) となる。
これをくり返すことで、\(\sqrt{5}~,~\sqrt{6}~,~\cdots\) とルートの数を作図できる。
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問題解説:√nの作図
問題解説(1)
問題
次の図において、下の問いに答えよ。
\({\small (1)}~\)直線 \({\rm AB}\) 上に \(\sqrt{2}\) を作図せよ。
① 正方形 \({\rm ABCD}\) の対角線 \({\rm AC}\) は三平方の定理より、
\(\begin{eqnarray}~~~1^2+1^2&=&{\rm AC}^2\\[2pt]~~~{\rm AC}^2&=&2\end{eqnarray}\)
\({\rm AC}>0\) より、\({\rm AC}=\sqrt{2}\) となる
② コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AC}=\sqrt{2}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm E}\) とすると、
これより、
\({\rm AE}=\sqrt{2}\)
となる
問題解説(2)
問題
次の図において、下の問いに答えよ。
\({\small (2)}~\)\(\sqrt{2}\) の長さを使って、直線 \({\rm AB}\) 上に \(\sqrt{3}\) を作図せよ。
① (1)より、横の長さが \(\sqrt{2}\) の長方形 \({\rm AEFD}\) をかくと、
② 長方形 \({\rm AEFD}\) の対角線 \({\rm AF}\) は三平方の定理より、
\(\begin{eqnarray}~~~1^2+\left(\sqrt{2}\right)^2&=&{\rm AF}^2\\[2pt]~~~{\rm AF}^2&=&3\end{eqnarray}\)
\({\rm AF}>0\) より、\({\rm AF}=\sqrt{3}\) となる
③ コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AF}=\sqrt{3}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm G}\) とすると、
これより、
\({\rm AG}=\sqrt{3}\)
となる
問題解説(3)
問題
次の図において、下の問いに答えよ。
\({\small (3)}~\)直線 \({\rm AB}\) 上に \(\sqrt{5}\) を作図せよ。
① 直線 \({\rm AB}\) 上に \({\rm AH}=2\) となる点 \({\rm H}\) をとり、長方形 \({\rm AHID}\) をかくと、
② 長方形 \({\rm AHID}\) の対角線 \({\rm AI}\) は三平方の定理より、
\(\begin{eqnarray}~~~1^2+2^2&=&{\rm AI}^2\\[2pt]~~~{\rm AI}^2&=&5\end{eqnarray}\)
\({\rm AI}>0\) より、\({\rm AI}=\sqrt{5}\) となる
③ コンパスで、点 \({\rm A}\) が中心で半径 \({\rm AI}=\sqrt{5}\) の円をかき、直線 \({\rm AB}\) との交点を \({\rm J}\) とすると、
これより、
\({\rm AJ}=\sqrt{5}\)
となる
【問題一覧】中3|三平方の定理
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