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本番仕様×宣言×初速|ルールで効率アップ

今日のテーマは「本番仕様×宣言×初速」。短い時間でも集中をすばやく作って続け、テストで点につながる勉強をめざします。

ポイントは3つです。普段の勉強をテスト本番の条件に近づけること。小さな目標でもしっかり宣言して締め切りを作ること。座ったらすぐに動き出せる「最初の一手」を決めておくこと。読んだあとにすぐ実行できるように、教科別の例と小さなコツも入れました。

本番を見据えた練習 → テストを見据えた勉強

最初に「本番の条件」を決めてから勉強を始めます。たとえば「時間は25分」「使う道具はシャープペンと消しゴムだけ」「解く順番は1→2→3」などです。先に決めておくと、迷う時間が減って集中しやすくなります。各教科ごとに「本番条件メモ」を1行で作り、取りかかる前に確認しましょう。

ミスは「どんなミスか(タイプ)」「なぜ起きたか(原因)」「どう直すか(対処)」を短くメモします。次の日に同じタイプの問題でやり直し、ミスをつぶしていきます。たとえば計算ミスなら「符号を丸で囲む」を実行ルールにする。英語の設問条件の読み落としなら、設問の横にチェックボックスを書いて確認する、などです。対処は1つに絞ると続きます。

勉強は「25分×2セット」にすると回しやすいです。1セット目は解く順番と時間配分の練習。2セット目は見直しを優先。終わったら「到達ライン(ここまでできたらOK)」を見返し、次にやる一手を1行で残します。

教科別の小さな例

  • 数学:関数なら「グラフの形→増減表→値を決める」の順で進める
  • 理科(物理分野):図と単位を書いてから式を立てる
  • 社会:年表の流れを先に作り、出来事を原因と結果でつなぐ
  • 英語:設問→本文で根拠探し→言い換えチェックの流れで解く

目標を宣言する背水の陣

宣言は「期限・量・成果の基準」を1行にまとめます。たとえば「19:00までに英単語30語を例文つきで3周。テストは10語チェックで8割以上」など。宣言すると、やることがはっきりし、やり切りやすくなります。

宣言は広く言う必要はありません。家族や友だち1人にLINEで伝える、自分のノートに「今日の宣言」欄を書くだけでも十分です。もし達成できなかったら、自分を責めずに原因を分けます。「量が多すぎた」「スマホの通知で中断した」「手順があいまいだった」など。次は量を半分にする、時間帯を変える、手順を一文にしてから始める、など調整して再宣言します。

週に1回、宣言の記録を見返して「達成しやすい時間」「崩れやすい教科」を見つけましょう。うまくいった型に寄せるほど、成功が増えていきます。

宣言の例

  • 英語長文:設問先読み→段落の要点1行→根拠に線引き、で1題
  • 理科:無機のカードを5分×3本、できたらカードの写真を1枚残す
  • 社会:鎌倉時代の出来事を8個つなぎ、因果関係で1段落にまとめる

集中の初速を上げる「90秒起動」ルール

いちばんの敵は、始める前に迷って手が止まること。だから「座ったら90秒以内に最初の一手」をやると決めます。現代文は設問の大事な条件に丸をつける。英作文は日本語のキーワードを3つだけ書く。数学や理科は図に矢印や単位を書き込む。どれもすぐにでき、頭が動き始めます。

始める前の準備もセットです。机の上は教科に必要なものだけにする。ブラウザは勉強用のウィンドウだけ開く。スマホはタイマー・辞書・カメラ以外の通知を切る。さらに「戻る合図」も決めます。たとえばタイマーが鳴ったら到達ラインを1行読む→深呼吸→ペンを持つ。この合図があると、気が散れても戻りやすいです。

初速の例

  • 英作文:キーワード3つ→基本の文型に当てて1文だけ書く
  • 現代文:段落ごとに一言で要約を書く
  • 数学の計算:左に与えられた式、右に求めたいものを書き、単位もメモする

脳の休憩設計

集中はずっと続きません。25分の勉強と25分の勉強の間に、1〜3分の短い休憩を入れましょう。やることは先に決めておきます。目の体操(ゆっくり八の字)、首や肩のストレッチ、4-2-4の呼吸(4で吸う→2止める→4で吐く)など、どれか一つでもOKです。

休憩の終わり方も決めます。タイマーが鳴ったら到達ラインを1行読み上げる→ペンを持つ→次の一問の準備、の流れです。「休憩明けの最初にやる1つ」をあらかじめ決めておくと、再スタートが速くなります。SNSや動画を休憩に入れると戻りにくいので、学習ブロック中は避けましょう。

環境トリガーとデジタル最適化

教科ごとに「見たらすぐ始められる」道具の置き方を決めます。社会なら年代カードと地図帳を左、年表ノートを右に置く。数学なら増減表を書くテンプレをノートの上に作っておく。理科なら今日やるカードの束をクリップで分け、いちばん上を机の中央に置く。いつも同じ配置にすると、手が自然に動きます。

デジタルの設定もシンプルに。スマホは勉強用のモードにして、使うのはタイマー・辞書・カメラだけ。タイマーは「25分」「1分(休憩)」「25分」を名前つきで登録しておくと便利です。パソコンは勉強用ウィンドウを別にして、開くタブは「問題」「解答メモ」「辞書」など最大5つまで。終わったらウィンドウごと閉じ、次は同じテンプレから始めます。ボイスメモは「要点1行」「ミス原因1行」の短い録音にすると見返しやすいです。

まとめ

  • 本番に近い条件で練習すると、当日の迷いが減ります。
  • 目標は小さくても、期限と成果の基準を1行で宣言しましょう。
  • 座ったら90秒で最初の一手。迷う前に動き出すことが大切です。
  • 休憩は短く計画して入れ、終わり方まで決めておきます。
  • 環境は「始めやすく、戻りやすく」整えると、集中が続きます。

まずは今日、「25分×2セット」を1回だけやってみてください。始める前に本番条件を1行で決め、誰かに宣言し、最初の90秒で一手を打つ。終わったらミスのタイプと、次回の一手を1行で記録。これを3日連続でできたら、集中はあなたの習慣になります。

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