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いろいろな文字式の表し方

いろいろな文字式の表し方の解法

Point:四則の混じった文字式

■ 四則の混じった文字式の表し方
① 乗法の記号 \({\, \small \times \,}\) ははぶき、同じ文字の積は指数を使って表す。
② 除法の記号 \({\, \small \div \,}\) は使わずに分数で表す。
※ 加法や減法の記号 \(+~,~-\) ははぶけない。


  \(\begin{split}a{\, \small \times \,} b-c{\, \small \div \,} 2=ab-\frac{\,c\,}{\,2\,}\end{split}\)


■ 文字式を記号 \({\, \small \times \,}~,~{\, \small \div \,}\) を使って表す方法
① 数や文字の積は乗法の記号 \({\, \small \times \,}\) を使って表す。
② 分数は除法の記号 \({\, \small \div \,}\) を使って表す。


  \(\begin{split}ab-\frac{\,c\,}{\,2\,}=a{\, \small \times \,} b -c{\, \small \div \,} 2\end{split}\)


※ \(a\) と \(b\) の積、\(-c\) と \(2\) の商と考える。


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

 

問題解説:いろいろな文字式の表し方

問題解説(1)

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)次の式を、文字式の表し方で表せ。


 ① \(\begin{split}a{\, \small \times \,} a+3{\, \small \times \,} b\end{split}\)
 ② \(\begin{split}x{\, \small \div \,} 2-y{\, \small \times \,} 5\end{split}\)
 ③ \(\begin{split}a{\, \small \times \,} a{\, \small \times \,} (-1)+(b-c){\, \small \div \,} 3\end{split}\)

① \(\begin{split}a{\, \small \times \,} a+3{\, \small \times \,} b\end{split}\)


同じ文字の積は指数を使って表し、数と文字の積は記号 \({\, \small \times \,}\) をはぶいて表すので、
※ 加法の記号 \(+\) ははぶけない。


  \(\begin{split}a{\, \small \times \,} a+3{\, \small \times \,} b=a^2+3b\end{split}\)


したがって、答えは \(a^2+3b\) となる




② \(\begin{split}x{\, \small \div \,} 2-y{\, \small \times \,} 5\end{split}\)


記号 \({\, \small \div \,}\) は分数で表し、記号 \({\, \small \times \,}\) ははぶいて表すので、
※ 減法の記号 \(-\) ははぶけない。


  \(\begin{split}x{\, \small \div \,} 2-y{\, \small \times \,} 5=\frac{\,x\,}{\,2\,}-5y\end{split}\)


したがって、答えは \(\begin{split}{\frac{\,x\,}{\,2\,}}-5y\end{split}\) となる




③ \(\begin{split}a{\, \small \times \,} a{\, \small \times \,} (-1)+(b-c){\, \small \div \,} 3\end{split}\)


記号 \({\, \small \times \,}\) ははぶいて、同じ文字の積は指数を使って表し、記号 \({\, \small \div \,}\) は分数で表すので、
※ 加法の記号 \(+\) ははぶけない。


\(\begin{split}&a{\, \small \times \,} a{\, \small \times \,} (-1)+(b-c){\, \small \div \,} 3\\[3pt]~~=~&-a^2+\frac{\,b-c\,}{\,3\,}\end{split}\)


※ 文字の前の \(1\) は書かない。
 また、\((b-c)\) は1つの文字として考える。


したがって、答えは \(\begin{split}-a^2+{\frac{\,b-c\,}{\,3\,}}\end{split}\) となる

 



問題解説(2)

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (2)}~\)次の式を、記号 \({\, \small \times \,}~,~{\, \small \div \,}\) を使って表せ。


 ① \(\begin{split}3xy^2\end{split}\)


 ② \(\begin{split}\frac{\,ab\,}{\,2\,}\end{split}\)


 ③ \(\begin{split}\frac{\,x+y\,}{\,7\,}\end{split}\)


 ④ \(\begin{split}\frac{\,a\,}{\,5\,}-b^2\end{split}\)


① \(\begin{split}3xy^2\end{split}\)


数や文字の積は記号 \({\, \small \times \,}\) を使って表すので、


  \(\begin{split}3xy^2=3{\, \small \times \,} x{\, \small \times \,} y{\, \small \times \,} y\end{split}\)


したがって、答えは \(3{\, \small \times \,} x{\, \small \times \,} y{\, \small \times \,} y\) となる




② \(\begin{split}\frac{\,ab\,}{\,2\,}\end{split}\)


数や文字の積は記号 \({\, \small \times \,}\) を使って表し、分数は記号 \({\, \small \div \,}\) を使って表すので、


  \(\begin{split}\frac{\,ab\,}{\,2\,}=a{\, \small \times \,} b{\, \small \div \,} 2\end{split}\)


したがって、答えは \(a{\, \small \times \,} b{\, \small \div \,} 2\) となる




③ \(\begin{split}\frac{\,x+y\,}{\,7\,}\end{split}\)


分数は記号 \({\, \small \div \,}\) を使って表すので、
※ \((x+y)\) を1つの文字として考える。


  \(\begin{split}\frac{\,x+y\,}{\,7\,}=(x+y){\, \small \div \,}7\end{split}\)


したがって、答えは \((x+y){\, \small \div \,}7\) となる




④ \(\begin{split}\frac{\,a\,}{\,5\,}-b^2\end{split}\)


分数は記号 \({\, \small \div \,}\) を使って表し、指数で表された式は、記号 \({\, \small \times \,}\) を使って表すので、


  \(\begin{split}\frac{\,a\,}{\,5\,}-b^2=a{\, \small \div \,} 5-b{\, \small \times \,} b\end{split}\)


したがって、答えは \(a{\, \small \div \,} 5-b{\, \small \times \,} b\) となる

 

【問題一覧】中1|文字式
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