1次方程式と速さの解法
Point:1次方程式と速さ
① 道のりと速さと時間を表にまとめる。
Aさんが出発した \(10\) 分後にBさんが出発して、\(x\) 分後に追いつくとすると、
Aさんは、\(10+x\) 分進んでおり、
Bさんは、\(x\) 分進んでいる。
③ 立てた1次方程式を解く。
④ 解が問題に適しているか確かめる。
速さについての文章問題は、
① 道のりと速さと時間を表にまとめる。
Aさんが出発した \(10\) 分後にBさんが出発して、\(x\) 分後に追いつくとすると、
Aさんは、\(10+x\) 分進んでおり、
Bさんは、\(x\) 分進んでいる。
Aさん | Bさん | 道のり | 追いつく=等しい | 速さ | 分速 \(60~{\rm m}\) | 分速 \(180~{\rm m}\) | 時間 | \(10+x\) 分 | \(x\) 分 |
② 追いつく=道のりか等しいことより、1次方程式を立てる。
③ 立てた1次方程式を解く。
④ 解が問題に適しているか確かめる。
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問題解説:1次方程式と過不足
問題解説(1)
問題
\({\small (1)}~\)Bさんは出発して何分後に、家から何 \({\rm m}\) のところで追いつくか答えよ。
Aさんが家から \(1200~{\rm m}\) 離れた駅まで分速 \(60~{\rm m}\) で進んだ。その後、Aさんが出発して \(10\) 分後にBさんが分速 \(180~{\rm m}\) で追いかけた。
\({\small (1)}~\)Bさんは出発して何分後に、家から何 \({\rm m}\) のところで追いつくか答えよ。
Bさんが出発して \(x\) 分後にAさんに追いつくとすると、Aさんは \(10\) 分前から出発しているので、\(10+x\) 分進んだことになる。
よって、道のりと速さと時間を表にまとめると、
Aさん | Bさん | 道のり | 追いつく=等しい | 速さ | 分速 \(60~{\rm m}\) | 分速 \(180~{\rm m}\) | 時間 | \(10+x\) 分 | \(x\) 分 |
道のり=速さ×時間より、
Aさんの進んだ道のりは、
\(\begin{split}~~~60{\, \small \times \,}(10+x)=60(x+10)\end{split}\)
Bさんの進んだ道のりは、
\(\begin{split}~~~180{\, \small \times \,} x=180x\end{split}\)
追いつく=道のりが等しくなることより、1次方程式を立てると、
\(\begin{eqnarray}~~~60(x+10)&=&180x\\[2pt]~~~60{\, \small \times \,} x+60{\, \small \times \,}10&=&180x\\[2pt]~~~60x+600&=&180x\end{eqnarray}\)
\(600\) と \(180x\) をそれぞれ移項すると、符号がかわるので、
\(\begin{eqnarray}\hspace{20pt}~~~60x-180x&=&-600\\[2pt]~~~(60-180)x&=&-600\\[2pt]~~~-120x&=&-600\end{eqnarray}\)
両辺を \(x\) の係数 \(-120\) でわると、
\(\require{cancel} \begin{eqnarray}~~~\frac{\,-120x\,}{\,-120\,}&=&\frac{\,-600\,}{\,-120\,}\\[2pt]\hspace{23pt}~~~\frac{\,\cancel{-120}^{1}x\,}{\,\cancel{-120}^{1}\,}&=&\frac{\,\cancel{-600}^{5}\,}{\,\cancel{-120}^{1}\,}\\[2pt]~~~x&=&5\end{eqnarray}\)
また、道のりは \(180x~{\rm m}\) より、\(x=5\) を代入すると、(※ \(60(x+10)~{\rm m}\) に代入してもよい。)
\(~~~180{\, \small \times \,}5=900~{\rm m}\)
これは問題に適している
したがって、
Bさんが出発して \(5\) 分後に、家から \(900~{\rm m}\) のところ
となる
問題解説(2)
問題
\({\small (2)}~\)Aさんが出発して \(20\) 分後にBさんが分速 \(180~{\rm m}\) で追いかけたとき、どうなるか答えよ。
Aさんが家から \(1200~{\rm m}\) 離れた駅まで分速 \(60~{\rm m}\) で進んだ。その後、Aさんが出発して \(10\) 分後にBさんが分速 \(180~{\rm m}\) で追いかけた。
\({\small (2)}~\)Aさんが出発して \(20\) 分後にBさんが分速 \(180~{\rm m}\) で追いかけたとき、どうなるか答えよ。
Bさんが出発して \(x\) 分後にAさんに追いつくとすると、Aさんは \(20\) 分前から出発しているので、\(20+x\) 分進んだことになる
よって、道のりと速さと時間を表にまとめると、
Aさん | Bさん | 道のり | 追いつく=等しい | 速さ | 分速 \(60~{\rm m}\) | 分速 \(180~{\rm m}\) | 時間 | \(20+x\) 分 | \(x\) 分 |
道のり=速さ×時間より、
Aさんの進んだ道のりは、
\(\begin{split}~~~60{\, \small \times \,}(20+x)=60(x+20)\end{split}\)
Bさんの進んだ道のりは、
\(\begin{split}~~~180{\, \small \times \,} x=180x\end{split}\)
追いつく=道のりが等しくなることより、1次方程式を立てると、
\(\begin{eqnarray}~~~60(x+20)&=&180x\\[2pt]~~~60{\, \small \times \,} x+60{\, \small \times \,}20&=&180x\\[2pt]~~~60x+1200&=&180x\end{eqnarray}\)
\(1200\) と \(180x\) をそれぞれ移項すると、符号がかわるので、
\(\begin{eqnarray}\hspace{20pt}~~~60x-180x&=&-1200\\[2pt]~~~(60-180)x&=&-1200\\[2pt]~~~-120x&=&-1200\end{eqnarray}\)
両辺を \(x\) の係数 \(-120\) でわると、
\(\require{cancel} \begin{eqnarray}~~~\frac{\,-120x\,}{\,-120\,}&=&\frac{\,-1200\,}{\,-120\,}\\[2pt]\hspace{23pt}~~~\frac{\,\cancel{-120}^{1}x\,}{\,\cancel{-120}^{1}\,}&=&\frac{\,\cancel{-1200}^{10}\,}{\,\cancel{-120}^{1}\,}\\[2pt]~~~x&=&10\end{eqnarray}\)
また、道のりは \(180x~{\rm m}\) より、\(x=10\) を代入すると、(※ \(60(x+20)~{\rm m}\) に代入してもよい。)
\(~~~180{\, \small \times \,}5=1800~{\rm m}\)
家から駅まで \(1200~{\rm m}\) しかないので、これは問題に適さない
したがって、
Bさんが追いつく前に、Aさんか駅につく
となる

【問題一覧】中1|1次方程式
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