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代金計算と連立方程式

代金計算と連立方程式の解法

Point:代金計算と連立方程式

りんご \(2\) 個とみかん \(1\) 個で \(240\) 円、
りんご \(5\) 個とみかん \(3\) 個で \(620\) 円のとき、
りんごとみかんそれぞれの値段
は、


求める代金をそれぞれ \(x\) 円、\(y\) 円とする


 りんご \(x\) 円、みかん \(y\) 円とする。


問題の条件文より、方程式を2つ作る


 りんご \(2\) 個とみかん \(1\) 個で \(240\) 円より、


   \(2{\, \small \times \,}x+1{\, \small \times \,}y=240\)


 りんご \(5\) 個とみかん \(3\) 個で \(620\) 円より、


   \(5{\, \small \times \,}x+3{\, \small \times \,}y=620\)


これらを連立方程式として解を求める


 \(~~~\begin{eqnarray} \left\{\begin{array}{l}
2x+y=240 \\
5x+3y=620 \end{array}\right.\end{eqnarray}\)


 これより、解は \(x=100~,~y=40\)


この解が問題の条件文に合うか調べて、「これは問題に適している」と書き、答えを書く


 \(x=100~,~y=40\) は問題に適しているので、
 答えは りんご \(100\) 円、みかん \(40\) 円となる。


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問題解説:代金計算と連立方程式

問題解説

問題

ある水族館の入場料は、
 小学生4人と大人1人で \(5200\) 円
 小学生3人と大人2人で \(6400\) 円
であった。このとき、小学生1人と大人1人の入場料をそれぞれ求めよ。

小学生1人の入場料を \(x\) 円
大人1人の入場料を \(y\) 円とする


小学生4人と大人1人で \(5200\) 円であるから、


\(\begin{eqnarray}~~~4{\, \small \times \,} x+1{\, \small \times \,} y&=&5200\\[2pt]~~~4x+y&=&5200\end{eqnarray}\)


小学生3人と大人2人で \(6400\) 円であるから、


\(\begin{eqnarray}~~~3{\, \small \times \,} x+2{\, \small \times \,} y&=&6400\\[2pt]~~~3x+2y&=&6400\end{eqnarray}\)


これらを連立方程式とすると、


\(~~~\begin{eqnarray} \left\{\begin{array}{l}
4x+y=5200 ~&\cdots{\small (a)}\\
3x+2y=6400 ~&\cdots{\small (b)}
\end{array}\right.\end{eqnarray}\)


文字 \(y\) が消えるように、\(2y\) でそろえると、


\({\small (a)}{\, \small {\, \small \times \,} \,}2\) すると、


\(\begin{eqnarray}~~~4x{\, \small \times \,}2+y{\, \small \times \,}2&=&5200{\, \small \times \,}2\\[2pt]~~~8x+2y&=&10400~~~\cdots{\small (c)}\end{eqnarray}\)


\({\small (c)}\) から \({\small (b)}\) を引き算すると、


\(~~~\begin{eqnarray}
8x+2y&=&10400 \\
-\big{)}~~ 3x+2y &=&6400\\
\hline \end{eqnarray}\)


※ それぞれの同類項を計算すると、
  \(8x-3x=5x\)
  \(2y-2y=0\)
  \(10400-6400=4000\) となるので、


\(~~~\begin{eqnarray}
8x+2y&=&10400 \\
-\big{)}~~ 3x+2y &=&6400\\
\hline 5x+0&=&4000\\[2pt]5x&=&4000 \end{eqnarray}\)


両辺を \(5\) で割ると、


\(\begin{eqnarray}\hspace{37pt}~~~\frac{\,5x\,}{\,5\,}&=&\frac{\,4000\,}{\,5\,}\\[2pt]~~~x&=&800\end{eqnarray}\)


これを \({\small (a)}\) に代入すると、


\(\begin{eqnarray}~~~4{\, \small \times \,}800+y&=&5200\\[2pt]~~~3200+y&=&5200\end{eqnarray}\)


\(3200\) を移項すると、


\(\begin{eqnarray}\hspace{44pt}~~~y&=&5200-3200\\[2pt]~~~y&=&2000\end{eqnarray}\)


これは問題に適している


したがって、答えは
 小学生1人 \(800\) 円、大人1人 \(2000\) 円

となる

 

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