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三角形の合同の証明

今回の問題は「三角形の合同の証明」です。
 
\(~\)数研出版 これからの数学2 p.131~133 問2
\(~\)東京書籍 新しい数学2 p.118~121
\(~\)啓林館 未来へひろがる数学2 p.116~118

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)次のことの根拠となることがらを説明せよ。

 ① 図1で、\(\angle a=50^\circ\)
 ② 図1で、\(\angle b=130^\circ\)
 ③ 図2で、\(\angle a=\angle b\)
 ④ 図2で、\(l\,//\,m\) ならば \(\angle a=\angle c\)
 ⑤ 図2で、\(l\,//\,m\) ならば \(\angle b=\angle c\)
 ⑥ 図2で、\(\angle a=\angle c\) ならば \(l\,//\,m\)
 ⑦ 図2で、\(\angle b=\angle c\) ならば \(l\,//\,m\)
 ⑧ 図3で、
  \(\triangle {\rm ABC}\equiv\triangle {\rm A’B’C’}\) ならば \({\rm AB=A’B’}\)


\({\small (2)}~\)次の図で \(\triangle {\rm ABC}\) と \(\triangle {\rm ADC}\) が合同であることを証明せよ。

Point:根拠となることがら

■ 三角形の内角と外角
\({\small (1)}~\)三角形の内角の和は \(180^\circ\) である。
\({\small (2)}~\)三角形の外角は、それととなり合わない2つの内角の和に等しい。


■ 2直線と角
\({\small (3)}~\)対頂角が等しい。


■ 2直線に1つの直線が交わる
\({\small (4)}~\)2直線が平行ならば、同位角は等しい。
\({\small (5)}~\)2直線が平行ならば、錯角は等しい。
\({\small (6)}~\)同位角が等しければ、2直線は平行である。
\({\small (7)}~\)錯角が等しければ、2直線は平行である。


■ 合同な図形
\({\small (8)}~\)合同な図形では、対応する線分や角は等しい。


■ 角形の合同条件
\({\small (9)}~\)3組の辺がそれぞれ等しい。
\({\small (10)}~\)2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい。
\({\small (11)}~\)1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい。


©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com

Point:三角形の合同の証明

三角形の合同の証明方法は、


証明を書き始める前に、見通しをたてる
・証明する2つの三角形に着目する。
・仮定や仮定から導かれる根拠となることがらを考える。
・根拠より、合同条件を考える。


■ 証明のすすめ方
① 着目している三角形がどれとどれかを書く
② 仮定から根拠となることがらを書く
③ 仮定から導かられる根拠を書く
④ 根拠から三角形の合同条件を書く
⑤ 三角形が合同であることを記号 \(\equiv\) で表す


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