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展開・因数分解と表やカレンダー

展開・因数分解と表やカレンダーの解法

Point:表やカレンダーの規則性

表やカレンダーの規則性を証明する問題は、
整数の組の1つを整数 n とする

規則性に注意して、残りの枠にあてはまる数を整数 n を使って表す
 ※ 上下や左右の関係に注意する。

問題文の式を整数 n の式で表して計算する


結論を書く


  →「したがって、◯◯となる」


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問題解説:展開・因数分解と表やカレンダー

問題解説(1)

問題

次の問いに答えよ。


{\small (1)}~下の図1は、自然数が順番に一段5つずつ並んでいる。このとき、表の中の4つの整数の組(図2)について、bc-ad の値はつねに 5 となることを証明せよ。

[証明] 整数n を用いて、a=n とすると、


ba の右隣りで +1 されて、b=n+1
ca の一段下で +5 されて、c=n+5
da の一段下の右隣りで +6 されて、d=n+6

よって、bc-ad は、
※ ( ) を付けたまま代入する。


\begin{split}&bc-ad\\[2pt]~~=~&(n+1)(n+5)-n(n+6)\end{split}


それぞれを展開すると、


※ この枠の中の計算は書かないでよい。


(n+1)(n+5) は乗法の公式より、


\begin{split}&(n+1)(n+5)\\[2pt]~~=~&n^2+(1+5)n+1\times5\\[2pt]~~=~&n^2+6n+5\end{split}


n(n+6) は分配法則より、


\begin{split}&n(n+6)\\[2pt]~~=~&n\times n+n\times 6\\[2pt]~~=~&n^2+6n\end{split}


これより、( ) を付けたまま展開すると、

\begin{split}~~=~&(n^2+6n+5)-(n^2+6n)\\[2pt]~~=~&n^2+6n+5-n^2-6n\\[2pt]~~=~&(n^2-n^2)+(6n-6n)+5\\[2pt]~~=~&5\end{split}


したがって、bc-ad の値はつねに 5 となる [終]

 

問題解説(2)

問題

次の問いに答えよ。


{\small (2)}~下の図3は、ある月のカレンダーである。このとき、カレンダーの中の3つの整数の組(図4)について、b^2-ac の値はつねに 49 となることを証明せよ。

[証明] 整数n を用いて、b=n とすると、


ab の一段上で -7 されて、a=n-7
cb の一段下で +7 されて、c=n+7

よって、b^2-ac は、
※ ( ) を付けたまま代入する。


\begin{split}&b^2-ac\\[2pt]~~=~&n^2-(n-7)(n+7)\end{split}


展開すると、


※ この枠の中の計算は書かないでよい。


(n-7)(n+7) は2乗ー2乗の乗法の公式より、


\begin{split}&(n-7)(n+7)\\[2pt]~~=~&n^2-7^2\\[2pt]~~=~&n^2-49\end{split}


これより、( ) を付けたまま展開すると、

\begin{split}~~=~&n^2-(n^2-49)\\[2pt]~~=~&n^2-n^2+49\\[2pt]~~=~&49\end{split}


したがって、b^2-ac の値はつねに 49 となる [終]

 

【問題一覧】中3|展開と因数分解
このページは「中学数学3 展開と因数分解」の問題一覧ページとなります。解説の見たい単元名がわからない...



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