今回の問題は「有理数と無理数」です。
\(~\)数研出版 これからの数学3 p.50 問2
\(~\)東京書籍 新しい数学3 p.48~49 問6~8
\(~\)啓林館 未来へひろがる数学3 p.46 問1
問題
\(\begin{split}&7~,~\sqrt{16}~,~0.75~,~\frac{\,1\,}{\,3\,}~,~3\sqrt{2}~,~-\sqrt{3}~,~\pi\\[4pt]~&-\sqrt{9}~,~-\sqrt{0.04}~,~\sqrt{\frac{\,25\,}{\,81\,}}~,~0.\dot{6}~,~0.\dot{1}\dot{2}\end{split}\)
\({\small (1)}~\)有理数
\({\small (2)}~\)無理数
\({\small (3)}~\)自然数
\({\small (4)}~\)有限小数
\({\small (5)}~\)無限小数
\({\small (6)}~\)循環小数
次の数について、(1)〜(6)にあてはまる数をすべて答えよ。
\(\begin{split}&7~,~\sqrt{16}~,~0.75~,~\frac{\,1\,}{\,3\,}~,~3\sqrt{2}~,~-\sqrt{3}~,~\pi\\[4pt]~&-\sqrt{9}~,~-\sqrt{0.04}~,~\sqrt{\frac{\,25\,}{\,81\,}}~,~0.\dot{6}~,~0.\dot{1}\dot{2}\end{split}\)
\({\small (1)}~\)有理数
\({\small (2)}~\)無理数
\({\small (3)}~\)自然数
\({\small (4)}~\)有限小数
\({\small (5)}~\)無限小数
\({\small (6)}~\)循環小数
Point:有理数と無理数
分数で表すことができる数を「有理数」という。
\(\begin{split}\,\frac{\,1\,}{\,2\,}~~,~~5=\frac{\,5\,}{\,1\,}~~,~~\sqrt{4}=2=\frac{\,2\,}{\,1\,}\end{split}\)
これらは有理数となる。
また、有理数の中の整数は、
正の整数=自然数 \(~1~,~2~,~3~,~4~,~\cdots\)
ゼロ \(0\)
負の整数 \(~-1~,~-2~,~-3~,~-4~,~\cdots\)
に分けることができる。
■ 無理数
有理数でない数を「無理数」といい、分数で表すことができない。
\(\begin{split}\,\sqrt{2}~~,~~\sqrt{3}~~,~~2\sqrt{5}~~,~~\pi\end{split}\)
これらは無理数である。
■ 有理数
分数で表すことができる数を「有理数」という。
\(\begin{split}\,\frac{\,1\,}{\,2\,}~~,~~5=\frac{\,5\,}{\,1\,}~~,~~\sqrt{4}=2=\frac{\,2\,}{\,1\,}\end{split}\)
これらは有理数となる。
また、有理数の中の整数は、
正の整数=自然数 \(~1~,~2~,~3~,~4~,~\cdots\)
ゼロ \(0\)
負の整数 \(~-1~,~-2~,~-3~,~-4~,~\cdots\)
に分けることができる。
■ 無理数
有理数でない数を「無理数」といい、分数で表すことができない。
\(\begin{split}\,\sqrt{2}~~,~~\sqrt{3}~~,~~2\sqrt{5}~~,~~\pi\end{split}\)
これらは無理数である。
©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com
Point:有限小数と循環小数
整数でない有理数は小数で表すことができる。
さらに、「有限小数」と「循環小数(無限小数)」に分けることができる。
\(\begin{split}\,\frac{\,1\,}{\,2\,}=0.5~~,~~\frac{\,3\,}{\,25\,}=0.12\end{split}\)
これらは「有限小数」である。
\(\begin{split}&\frac{\,1\,}{\,3\,}=0.333\cdots=0.\dot{3}\\[3pt]~~~&\frac{\,8\,}{\,33\,}=0.2424\cdots=0.\dot{2}\dot{4}\\[3pt]~~~&\frac{\,41\,}{\,333\,}=0.123123\cdots=0.\dot{1}2\dot{3}\end{split}\)
これらは、「循環小数であり無限小数」である。
「循環する数」や「循環する始めと終わりの数」の上に・を付けて表すことができる。
■ 循環しない無限小数
無理数は循環しない無限小数であり、
\(\begin{split}&\sqrt{2}=1.4142\cdots\\[2pt]~~~&\pi=3.1415\cdots\end{split}\)
これらは、無限に続く規則性のない小数となる。
■ 有限小数と循環小数
整数でない有理数は小数で表すことができる。
さらに、「有限小数」と「循環小数(無限小数)」に分けることができる。
\(\begin{split}\,\frac{\,1\,}{\,2\,}=0.5~~,~~\frac{\,3\,}{\,25\,}=0.12\end{split}\)
これらは「有限小数」である。
\(\begin{split}&\frac{\,1\,}{\,3\,}=0.333\cdots=0.\dot{3}\\[3pt]~~~&\frac{\,8\,}{\,33\,}=0.2424\cdots=0.\dot{2}\dot{4}\\[3pt]~~~&\frac{\,41\,}{\,333\,}=0.123123\cdots=0.\dot{1}2\dot{3}\end{split}\)
これらは、「循環小数であり無限小数」である。
「循環する数」や「循環する始めと終わりの数」の上に・を付けて表すことができる。
■ 循環しない無限小数
無理数は循環しない無限小数であり、
\(\begin{split}&\sqrt{2}=1.4142\cdots\\[2pt]~~~&\pi=3.1415\cdots\end{split}\)
これらは、無限に続く規則性のない小数となる。
©︎ 2024 教科書より詳しい中学数学 jhs.yorikuwa.com
次のページ「解法のPointと問題解説」