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1次関数の変化の割合

今回の問題は「1次関数の変化の割合」です。
 
\(~\)数研出版 これからの数学2 p.74 問1~3
\(~\)東京書籍 新しい数学2 p.64 問1~4
\(~\)啓林館 未来へひろがる数学2 p.63~64 問1~2

問題

次の問いに答えよ。


\({\small (1)}~\)次の1次関数の \(x\) の値が \(-2\) から \(3\) まで増加するとき、\(x\) の増加量、\(y\) の増加量、変化の割合をそれぞれ答えよ。


 ① \(\begin{split}y=2x-1\end{split}\)
 ② \(\begin{split}y=-3x+6\end{split}\)
 ③ \(\begin{split}y=4x\end{split}\)


 ④ \(\begin{split}y=\frac{\,12\,}{\,x\,}\end{split}\)


\({\small (2)}~\)次の1次関数の変化の割合を答えよ。また、\(x\) の増加量が \(2\) のとき、\(y\) の増加量を求めよ。


 ① \(\begin{split}y=6x-5\end{split}\)
 ② \(\begin{split}y=-5x+1\end{split}\)


 ③ \(\begin{split}y=\frac{\,2\,}{\,3\,}x+2\end{split}\)

Point:1次関数の変化の割合

関数の変化の割合は、
 (変化の割合) = ( \(y\) の増加量)( \(x\) の増加量)
※ 増加量は、(変化後)ー(変化前)で求める。


1次関数 \(y=ax+b\) の変化の割合は一定で \(x\) の係数の \(a\) に等しい


例えば、\(y=2x+1\) の \(x=-1\) から \(x=2\) までの変化の割合は、


\(x\) の値から \(y\) の値を求める


  \(x=-1\) のとき、\(y=-2+1=-1\)
  \(x=2\) のとき、\(y=4+1=5\)


\(x\) の増加量、\(y\) の増加量を求める


  \(x\)|\(-1\) → \(2\) より、\(2-(-1)=3\)
  \(y\)|\(0\) → \(3\) より、\(5-(-1)=6\)


変化の割合を求める


  \(\begin{split}\frac{\,6\,}{\,3\,}=2\end{split}\) \(x\) の係数と等しい。


また、\(y=2x+1\) の \(x\) の増加量が \(5\) のときの \(y\) の増加量は、


 ( \(x\) の増加量)=(変化の割合)×( \(x\) の増加量)


 これより、 \(\begin{split}2{\, \small \times \,}5=10\end{split}\)


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