度数分布表とヒストグラムの解法
■ 度数分布表
データを整理する区間を「階級」といい、
その区間の幅を「階級の幅」という。
それぞれの階級にふくまれるデータの個数を「度数」という。
この階級と度数を表にまとめたものを「度数分布表」という。
また、階級の真ん中の値を「階級値」という。
たとえば、上の度数分布表で、
\(3\) 以上 \(6\) 未満の階級の階級値は、$$~~~\frac{\,3+6\,}{\,2\,}=\frac{\,9\,}{\,2\,}=4.5$$\(6\) 以上 \(9\) 未満の階級の階級値は、$$~~~\frac{\,6+9\,}{\,2\,}=\frac{\,15\,}{\,2\,}=7.5$$
■ ヒストグラム
度数分布表の階級の幅を横軸に、度数を縦軸にとったグラフを「ヒストグラム」または「柱状グラフ」という。
また、ヒストグラムの長方形の上の辺の中点を結んだグラフを「度数折れ線」または「度数分布多角形」という。
※ 両端では度数が \(0\) となる階級があると考える。
問題解説:度数分布表とヒストグラム
問題解説(1)
次のデータは、A市とB市の日ごとの最高気温を値の順に並べたものである。次の問いに答えよ。
\({\small (1)}~\)階級を \(20\) ℃から始めて、階級の幅を \(2\) ℃として、それぞれの市の度数分布表を完成させよ。
階級は \(20\) ℃から始めて、階級の幅を \(2\) ℃とするので、
\(20\) ℃以上〜 \(22\) ℃未満
\(22\) ℃以上〜 \(24\) ℃未満
\(24\) ℃以上〜 \(26\) ℃未満
\(26\) ℃以上〜 \(28\) ℃未満
\(28\) ℃以上〜 \(30\) ℃未満
\(30\) ℃以上〜 \(32\) ℃未満
\(32\) ℃以上〜 \(34\) ℃未満
に分ける
これより、A市のデータを階級で区切ると、
それぞれの階級の度数を求めて、度数分布表を完成させると、
また、B市のデータを階級で区切ると、
それぞれの階級の度数を求めて、度数分布表を完成させると、
問題解説(2)
次のデータは、A市とB市の日ごとの最高気温を値の順に並べたものである。次の問いに答えよ。
\({\small (2)}~\)それぞれの市のヒストグラムをかけ。
A市の度数分布表は、
これより、ヒストグラムをかくと、
また、B市の度数分布表は、
これより、ヒストグラムをかくと、
問題解説(3)
次のデータは、A市とB市の日ごとの最高気温を値の順に並べたものである。次の問いに答えよ。
\({\small (3)}~\)それぞれの市の度数折れ線をかけ。
A市のヒストグラムは、
これより、度数折れ線をかくと、
また、B市のヒストグラムは、
これより、度数折れ線をかくと、