玉を取り出す確率の解法
Point:玉を取り出す確率
① すべての玉を区別して考える。
白玉2個を① ②、黒玉2個を❸ ❹
と4つ玉すべてを区別する。
② 2個を取り出すときは、選ぶだけのパターンとなり樹形図をかく。
③ 条件に合う場合の数を数えて、確率を求める。
白玉を含む場合の数は \(4\) 通りあるので、確率は、
\(\begin{split}~~~\frac{\,4\,}{\,6\,}=\frac{\,2\,}{\,3\,}\end{split}\)
白玉2個、黒玉2個の入った袋から同時に2個の玉を取り出すとき、白玉を含む確率の求め方は、
① すべての玉を区別して考える。
白玉2個を① ②、黒玉2個を❸ ❹
と4つ玉すべてを区別する。
② 2個を取り出すときは、選ぶだけのパターンとなり樹形図をかく。
※ ①-②と②-①は同じになるの注意。
これより、すべての場合の数は \(6\) 通り
③ 条件に合う場合の数を数えて、確率を求める。
白玉を含む場合の数は \(4\) 通りあるので、確率は、
\(\begin{split}~~~\frac{\,4\,}{\,6\,}=\frac{\,2\,}{\,3\,}\end{split}\)
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問題解説:玉を取り出す確率
問題解説(1)
問題
\({\small (1)}~\)赤玉2個を取り出す確率
赤玉3個、白玉2個の入った袋から同時に2個の玉を取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (1)}~\)赤玉2個を取り出す確率
赤玉3個、白玉2個を、
赤玉3個を ❶ ❷ ❸、白玉2個を ④ ⑤
と区別して考える
この中から2個を取り出すとき、選ぶだけのパターンとなり樹形図をかくと、
これより、すべての場合の数は、
\(\begin{split}~~~4+3+2+1=10\end{split}\)
\(10\) 通りとなり、同様に確からしい
ここで、この中で赤玉2個を取り出すのは、
✓を付けた \(3\) 通りである
したがって、確率は \(\begin{split}{\frac{\,3\,}{\,10\,}}\end{split}\) となる
問題解説(2)
問題
\({\small (2)}~\)赤玉1個と白玉1個を取り出す確率
赤玉3個、白玉2個の入った袋から同時に2個の玉を取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (2)}~\)赤玉1個と白玉1個を取り出す確率
起こりうるすべての場合の数は \(10\) 通りである
この中で赤玉1個と白玉1個を取り出すのは、
✓を付けた \(6\) 通りであるので、確率は、
\(\begin{split}~~~\frac{\,6\,}{\,10\,}=\frac{\,3\,}{\,5\,}\end{split}\)
したがって、答えは \(\begin{split}{\frac{\,3\,}{\,5\,}}\end{split}\) となる
問題解説(3)
問題
\({\small (3)}~\)同じ色の玉を取り出す確率
赤玉3個、白玉2個の入った袋から同時に2個の玉を取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (3)}~\)同じ色の玉を取り出す確率
起こりうるすべての場合の数は \(10\) 通りである
この中で同じ色の玉を取り出すのは、
✓を付けた \(4\) 通りであるので、確率は、
\(\begin{split}~~~\frac{\,4\,}{\,10\,}=\frac{\,2\,}{\,5\,}\end{split}\)
したがって、答えは \(\begin{split}{\frac{\,2\,}{\,5\,}}\end{split}\) となる
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